【男性必見】子育て夫婦の仲が悪くなる、、、の対策法とは?
妊娠したり、子どもが生まれてから夫婦の仲が悪くなった。
そんな夫婦が多いと聞くし、実際に私の友人にもいます、、、
しかし、育児期に夫婦の仲が悪くなりやすいのはホントなのか?
科学的な情報源は?
仮に本当なら解決策はあるのか?
今回は、これらの疑問を論文の情報から紐解いていきます!
自身も妻も医療従事者。
大学院で勉強するうちに、研究論文をベースにした科学的根拠のある考え方の大切さを知った。
子どもができると夫婦仲は悪くなる?
結論から言うと、子どもができると夫婦仲が悪くなるリスクは高くなります。
原因の1つが、子育て期に妻の夫婦関係の満足度が著しく下がるからです。
下記が、年齢を重ねるごとに男女の関係満足度がどのように推移していくかを報告した図です。
夫婦関係における親密性の様相.伊藤.2015より
子育て期になると妻の夫婦関係満足度は著しく低下することがわかりますね。
逆に、男性の満足度は最初から女性より高く、子どもが生まれた後も、ほとんど低下しません。
ということは、子どもが生まれて育児期に入り、感情が動きやすいのは女性側ということです。
これだけでも夫婦仲の認識に相違が生まれやすそうです。
この関係性の感じ方の相違が夫婦仲をこじらせる原因になります。だからこそ、男性はこの時期の妻の感情の変化、負担をしっかりと把握する必要がありそうです。
子育て期の夫婦仲のために”男性が”気をつけること
それでは、子育て期に低下する妻の夫婦満足度に対してどのように対応をすれば良いのでしょうか? 難題ですね。
まずは、なぜ子育て期に妻の夫婦関係満足度が低下するのかを論文から理解していきます。
下記が妻の夫婦関係満足度に影響する要因を調査した結果です。
実際の子育て期では、妻の関係満足度を規定するのは、妻のフルタイム就業を除き、妻の家事関与ではなく子育て関与の多さであり、それは中年期になって子育て負担が軽減しても、妻の子育て関与の多さが関係満足度を減じていた。
伊藤・池田・相良 2003
私なりにこの内容を解釈すると、、
- 多くの子育て期の妻にとって、家事の負担が大きいことは我慢できる。
- しかし夫から子育てに関するサポートが得られないことに不満を感じる。
ということではないでしょうか。
多くの夫は、子育て期の妻は「育児」で大変だから家事など他の役割で負担を軽減しようと考えがちです。
しかし、今回紹介した論文からみると、「子育て期の妻」に着目した場合はとにかく「育児」に積極的に関与していくことが、妻の満足感を高めることに繋がります。
夫婦一緒に子育てしている実感を妻に持ってもらえれば、子どもが生まれた後も夫婦仲を保ち、中年期を過ぎても仲良くいられるはずです。
これらことを踏まえて、子育て期に夫が取るべき行動は2つです、、、
- 父親として積極的に育児に関して妻とコミュニケーションを取る
- 育児以外のサポートも大切、しかしそれだけにならないようにする(やはり育児が最重要!)
まとめ
今回は、子どもが生まれた後に、夫婦仲が悪くなるのか、それを解決するための情報を紹介しました。
これから子ども育てる、もしくはすでに育児をしている方はまず、子どもが生まれたら夫婦関係の満足度は低下することを理解しておくのが重要と考えます。
これを踏まえ、男性は積極的に「育児」に関心をもち参加する。女性側は育児に関してパートナーと情報を共有し、コミュニケーションをとることが、自身の満足感を保ち、夫婦仲を崩さないことに繋がると思います。
私も子どもができたときには、妻と一緒に子育てしていこうと思います!